単位とは
ここでは、高等学校の単位の概念について説明します。
単位は、週あたりの授業数と一致します。
例えば、週に1時間ある授業は「1単位」
週に2時間ある授業は「2単位」
というようになります。
卒業単位について
卒業単位は、文部科学省で74単位以上と決められています。
普通科高校では、74単位以上にしていることが多いですが、定時制や通信制は74単位に設定していることが多いです。もし、普通科に通っていて進級が不可能になった場合は、定時制や通信制に転学することで卒業する年が1年延びることを防ぐことができる可能性もあります。
詳しくは、通っている学校の担任の先生に相談してみるといいです。
成績の付け方
令和4年度の入学生とそれ以前に入学した高校生では、成績の付け方が違います。
なぜかというと、令和4年度から高等学校は、『新教育課程』が始まり、観点別評価がスタートするためです。
令和4年4月現在の2・3年生(令和2・3年度入学生)は、教科によっては異なりますが、中間考査・期末考査の結果が大きく成績の良し悪しに関わります。しかし、令和4年度入学生の成績は、観点別評価による評価・評定になるため、旧課程の成績の付け方と若干異なります。
令和4年度入学生の観点別評価は、「知識・理解」「思考力・判断力・表現力」「主体的に学ぶ姿勢」の3観点であり、一つの観点に重きを置いた評価をしてはならないとされています。つまり、定期考査のみで「知識・理解」に偏った評価ができなくなりました。定期考査の問題の工夫により、「知識・理解」の問い、「思考力・判断力・表現力」の問いを設定することも考えられますが、今までのように定期考査のみに偏った評価にはならないと考えられます。
また、授業中の発表やレポート、提出物などの評価について、今まで以上に評価の配分が大きくなると考えられます。
まとめ
令和4年度入学生は、先輩と授業内容や評価が異なります。先生は、必ず授業の初めに、授業のオリエンテーションの中で、1年間の授業内容や評価方法について説明しますので、よく確認するようにしましょう。少しでも疑問があったら、直接、先生に聞くことが大切です。
1日1日の授業を大切に、有意義な高校生活を送りましょう。
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